詩・その他


by superkavi

お料理


悲しさに耐え切れず
なんでもいいから玉葱を剥くことにした

ぽろんぽろん
一皮二皮

ぽろんぽろろん
目が痛い

鍋に玉葱突っ込んで
悲しみと憎しみの下味で
グツグツグツと

心をちぎってバラバラ入れて

目を腫らしながら
ぽろろんぽんと流れ出る
涙も鍋に入れましょう

煮込んで憎しんで悲しんで

元の形が分からなくなるまで
ことことこと

誰にも気づかれないように
そっと蓋


(2003年4月9日の作品)
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by superkavi | 2007-10-11 02:03 |